文法教材で見たこの文
「あなたには感謝こそすれ、恨んでなどいません」
の後半の意味と使い方がよくわかりません。
教科書によると、「恨んでなどいません」は I have no ill feelings と翻訳されます。
それは「恨んでいることなどがない」という意味ですか?ここの恨んでは名詞ですか?でも、そうではないと思います。名詞だったら、などありません になると推測します。
「食べてなどいません」や「悔やんでなどいません」とかは使われていますか?
Question: 恨んでなどいません What is the meaning of this phrase, how to use the など particle?
So I stumbled upon this phrase from a Grammar book
「あなたには感謝こそすれ、恨んでなどいません」
and I don't understand the latter part of the sentence. The provided English translation says that it means 'Despite what happened, I appreciate your kindness and I have no ill feelings.'
Now, I was confused whether 恨んでなどいません means 恨んでいることはない. And I misunderstood that 恨んで might be a noun, which leads to the next question that if it is a noun, then why shouldn't it be 恨んでなどありません (No such things like 恨んで).
Also, do we use 食べてなどいません and such?
Answer
明鏡国語辞典を引用しますと、その「など」は、
など〘副助詞〙
❸ 軽んじる気持ちをこめて取り上げる。
㋐ 《否定的な表現を伴って》取るに足りないものとして取り上げて否定の意を強める。「あなたなどには分からない」「表彰など受けたくもない」「あいつになど負けるものか」「泣いてなどいられない」
という意味で使われています。
「恨んでいません」「泣いていられない」「食べていません」「悔やんでいない」などの、「恨む」「泣く」「食べる」等の行為を[取]{と}るに[足]{た}りないものとして[軽]{かろ}んじる気持ちを[込]{こ}めながら、否定の意味を強めて「[恨]{うら}んでなどいません」「泣いてなどいられない」「食べてなどいません 」「[悔]{く}やんでなどいない」のように使います。「恨んでなんかいません」「泣いてなんかいられない」「悔やんでなんかいない」などとだいたい同じ意味になります。
これらの「恨んで」「食べて」「悔やんで」は名詞ではありません。「恨んでいません」「悔やんでいない」などの打消しに、「など」が挿入されている形です。
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