There are a few words, which are written with Kanji imported from China, but where the intended native Japanese meaning would prefer a different choice of Kanji. My favourite examples are
雷 vs. 神鳴り (cf. 海鳴り)
鶏 vs. 庭鳥
向日葵 vs. 日回り
Does there already exist a list of these words? If not, can anybody come up with more examples?
P.S. Any suggestions for a better title?
Answer
A few years ago I began to create a list. It is incomplete, but you can build from here.
- 湖 → 水海【みずうみ】
- 京 → 宮処【みやこ】
- 暁【あかとき】 → 明時
- 曙 → 明け仄
- 喉 → 飲門【のみと】
- 銅 → 赤金【あかがね】
- 胡床 → 足座【あぐら】
- 羹 → 熱物【あつもの】
- 鐙 → 足踏み【あぶみ】
- 雷【いかずち】 → 厳【いか】つ霊【ち】
- 泉 → 出【い】づ水【み】
- 営む → 暇無【いとな】む
- 猪【いのしし】 → 猪【い】の獣【しし】, 猪【い】の肉【しし】
- 妹 → 妹【いも】人【うと】 (common hito shift)
- 甍 → 苛処【いらか】
- 驢 → 兎馬【うさぎうま】
- 鬣【うながみ】 → 項【うな】髪【がみ】
- 頷く → 項【うな】突【づ】く
- 厩 → 馬屋【うまや】 (Shogakukan lists both spellings for this reading)
- 狼 → 大神【おおかみ】
- 概 → 大旨【おおむね】
- 公 → 大宅【おおやけ】
- 幼い → 長【おさ】無【な】い
- 一昨日【おとつい】 → 遠【おと】つ日【ひ】
- 弟【おとうと】 → 弟【おと】人【うと】
- 男 → 復【お】と子【こ】 (cf. 復つ)
- 乙女 → 復【お】と女【め】
- 俤 → 面影【おもかげ】
- 赴く → 面向【おもむ】く
- 大蛇【おろち】 → 峰ろ霊
- 蚕【かいこ】 → 飼い蚕【こ】
- 象る → 形【かた】取【ど】る
- 刀 → 片刃【かたな】
- 傾く → 片向【かたむ】く
- 鹿【かのしし】 → 鹿【か】の獣【しし】, 鹿【か】の肉【しし】
- 雷【かみなり】 → 神鳴【かみな】り
- 頑張る → 我【が】に張【は】る (might also be from 眼張る)
- 厠 → 川屋【かわや】
- 碓 → 唐臼【からうす】
- 犂 → 唐鋤【からすき】
- 餉 → 乾【かれ】飯【いい】
- 築【きず】く → 城【き】築【つ】く
- 牙【きば】 → 牙【き】歯【ば】
- 轡 → 口輪【くつわ】
- 果物【くだもの】 → 木だ物 (cf. kedamono)
- 獣【けだもの】 → 毛だ物 (cf. kudamono)
- 獣 → 毛物【けもの】
- 鉄 → 黒金【くろがね】
- 餔【けこと】 → 食【け】事
- 志 → 心指【こころざ】し
- 試みる → 心見【こころみ】る
- 梢 → 木【こ】末【ずえ】
- 遮る【さえぎる】 < さいぎる < 先【さき】切【き】る
- 杯【さかずき】 → 酒【さか】杯【ずき】 < 酒【さか】杯【づき】
- 魚 → 酒菜【さかな】
- 遡る → 逆【さか】上【のぼ】る
- 幸せ → 仕合【しあわ】せ
- 僕【しもべ】 → 下【しも】部【べ】
- 銀 → 白金【しろがね】
- 黄昏 → 誰【た】そ彼【がれ】
- 戦う → 叩【たた】かう
- 相撲 → 争ふ【すまふ】
- 躓く → 爪【つま】突【づ】く
- 忽ち → 立【た】ち待【ま】ち
- 岐 → 道【ち】股【また】
- 鋼 → 刃金【はがね】
- 東【ひがし】 < ひんがし < ひむかし < 日向風【ひむかし】
- 聖 → 日知【ひじ】り
- 彦 → 日子【ひこ】
- 姫 → 日[女]【め】
- 炎 → 火【ほ】の穂【ほ】
- 鶏 → 庭鳥【にわとり】
- 前 → 目【ま】方【え】 < 目【ま】方【へ】
- 真 → 真言【まこと】 or 真事【まこと】
- 瞬く → 目【ま】叩【たた】く
- 睫 → 目【ま】つ毛【げ】
- 瞼 → 目【ま】蓋【ぶた】
- 眶 → 目【ま】縁【ぶち】
- 蝮 → 真【ま】虫【むし】
- 峰【みね】 → 御[峰]【ね】
- 娶る → 女【め】取【と】る
- 社【やしろ】 → 屋代
- 盥【たらい】→ 手洗い
- 慮る → 思【おもい】計【はか】る
- 巫 → 御子【みこ】
- 黿【あおうみがめ】 → 青【あお】海【うみ】亀【がめ】
- 嫁 → [(呼・弱・良・夜)]【よ】女【め】
- 焔 → 火【ほ】群【むら】
- 叢 → 草【くさ】群【むら】
- 則る → 乗【の】っ取【と】る
- 蝙蝠【こうもり】→皮張り
- 扉【とびら】→戸片
- 啄木鳥【きつつき】→木突き
- 寿司→酸し
- 袂【たもと】→手元
- 戦【いくさ】→ 射【いく】矢【さ】<射【いく】う矢(=矢を射る)
- 七夕【たなばた】→棚機(<棚機つ女)or種播(<種播祭り)
- 素人→白人
- 玄人→黒人
- 簪【かんざし】→髪挿し
- 瞳【ひとみ】→人見
- 政【まつりごと】→祭り事
- 袖【そで】→ 衣手
- 眼【まなこ】→目な子(<目の子)
- 裸【はだか】→肌赤
- 礎【いしずえ】→石据え
- 如月【きさらぎ】→[着更着・生更木・気更来]
- 暦【こよみ】→日読み
- 経【たていと】→縦糸
- 緯【よこいと】→横糸
- 舷【ふなばた】→船端
- 緒【いとぐち】→糸口
- 軛【くびき】→首木
- 謀【はかりごと】→計り事
- 彩【いろど】る→色取る
- 幹【みき】→身木
- 鍋【なべ】→肴瓮(=肴【な】を煮る瓮【へ】)
- 蝕【むしば】む→蟲食む
- 兆【きざし】→気差し
- 掌【てのひら】→手の平
- 掌【たなごころ】→手な心(<手の心)
- 辛【かのと】→金の弟
- 庚【かのえ】→金の兄
- 乙【きのと】→木の弟
- 甲【きなえ】→木の兄
- 己【つちのと】→己の弟
- 戊【つちのえ】→土の兄
- 癸【みずのと】→水の弟
- 壬【みずのえ】→水の兄
- 丁【ひのと】→火の弟
- 丙【ひのえ】→火の兄
- 艮【うしとら】→牛虎
- 巽【たつみ】→龍巳
- 坤【ひつじさる】→羊猿
- 乾【いぬい】→犬猪
- 命【いのち】→息の霊
- 蛟【みずち】→水づ霊(<水つ霊)
- 海神【わたつみ】→海つ霊
- 山祗【やまつみ】→山つ霊
- 帝【みかど】→御門
- 芳【かんば】しい→香【か】精【んば】しい(〈かぐわしい<かくわしい)
- 英【はなぶさ】→花房
- 宮【みや】→御屋
- 窓→[目門・間戸]
- 李【すもも】→酸桃
- 古【いにしえ】→往にし方
- 侍【さむらい】→候い(<さぶらふ)
- 時雨【しぐれ】→過【し】ぐれ(<すぐる)
- 筆【ふで】→文手(<ふみて)
- 再び→二度
- 恣【ほしいまま】→欲しい儘
- 潔い→甚【いさ】清【ぎよ】い(<甚【いた】清【きよ】い)
- 嘯【うそぶ】く→嘘吹く
- 壽【ことぶき】→言【こと】祝【ぶ】く(ことほく)
- 階【きざはし】→刻(橋=階)
- 導く→道引く
- 醜い→見憎い
- 宣【のたま】う→宣【の】賜【たま】う(<のりたまう)
- 自【みずか】ら→身【み】ず故【から】(<みつから)
- 橘【たちばな】→立ち花
- 鋸【のこぎり】→刃【の】歯【こ】切【ぎ】り(<のほぎり<なはぎり)
- 奉【たてまつ】る→立て祭る
- 麓【ふもと】→踏本 (spelling found in 万葉集)
- 邪【よこしま】→横-し-ま (接尾の「さ」と接尾の「ま」)
- 省みる → [帰]{かえ}り[見]{み}る
- 昂【たか】ぶる→高振る
- 砦【とりで】→取り出
- 頗【すこぶ】る→少振る
- 簾【すだれ】→簀垂れ
- 碑【いしぶみ】→石文
- 蔑【さげす】む→下げ墨む(<下げ墨【すみ】)
- 滞【とどこおる】る→留【とど】凍【こお】る
- 擲【なげうつ】つ→投げ打つ
- 惨【みじ】め→見じ目
- 悉く【ことごと】→事事く
- 巫・覡【かんなぎ】→神【かん】和【な】ぎ(<かむなぎ)
- 雛【ひよこ】→ひよ子(=ヒヨヒヨト鳴く[鳥の]子)
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